A&J Coming Home 自己評価と改善目標について
                              2019年2月

①A&J Coming Home の施設・環境について

 定員10名の事業所であるが、現在4名の子どもたちのみが通っている。4名(小学生1名、中学生1名、高校生2名)は、兄弟の

 ように共に活動し、人とコミュニケーションをとることの楽しさを学ぶと共に、自分の気持ちを人に伝える力、自分で決定する

 力、身勝手な行動を抑える力、などが育ってきている。

 施設は、木造一戸建て住宅を使用している。通所する子どもたちは、まるで自宅にもどったように、「ただいま!」と学校から

 帰り、リラックスして活動している。近くに大きな公園もあり、外での活動も取り入れている。

 改善目標 施設内はほぼバリアフリーの状態であるが、入口及び玄関に段差がある。改修の計画が必要である。外の公園での活

      動もできる限り増やしたい。

 

②支援内容について

 平日の支援に関しては、その日学校であったこと伝えることから始まり、宿題のサポート、苦手教科のサポート、が中心であ

 る。全員揃っておやつの時間に、コミュニケーションを取りながら、一緒に何をして遊ぶかを話し合っている。

 土曜日は、長時間活動することができるので、学習支援に加え、姿育体操教室、お話教室、英語教室など、専門の先生に来ても

 らい、活動している。その他にも、手作り教室やお料理教室なども開催している。

 長期の休みには、その時に出ている宿題のサポート、特に自由研究、植物採集、読書感想文など、時間のかかる宿題のサポート

    を行っている。オーストラリア短期留学参加へのサポートも行っている。

 改善目標 子どもの状況に応じて、個別活動と集団活動を組み合わせているが、全員で4名での集団活動のため、小集団の活動 

      になる。もっと多くの人とふれ合う機会を持つため、地域で開催されるイベントやスポーツ大会などにできるだけ多

      く参加することを目標にする。

 

③保護者との連携・関係機関との連携について

 毎日の支援内容については、写真付きのお便りを発行し、保護者に手渡ししている。 その際に、その日に気づいたことなども話

 している。保護者からは、気になったこと  や心配なことなど、お便りに書いて提出してもらっている。メールや電話での相談

 にも対応している。小・中学校校長・教頭・教員を経験したスタッフが、進学や就職、進路についての相談に対応している。

 

 関係機関との連携に関しては、教育現場を経験したスタッフが、通所する子どもたちの通う学校に出向き、学校での様子と事業 

 所での様子など情報交換を行っている。

 改善目標 学校関係には、職員の後輩や教え子などが勤務しているため、情報交換をしているが、通所児童が就学前に利用して

      いた保育所や認定こども園との情報交換や、学校卒業後の進路先である就労支援事業所等への情報交換も行うことを

      目標とする。

 

 

④非常時等の対応について

 1.17阪神淡路大震災や3.11東日本大震災の発生した日に、通所児童・生徒と共にその日を思い出し、防災についての話

 をしている。避難場所、避難経路についても、通所児童・生徒や職員で確認している。

 防火・防災計画や緊急時対応マニュアル、防犯マニュアル、感染症対応マニュアルについては担当者が作成し、職員間で共通理

 解し、対応を確認している。

 改善目標 アクシデントに繋がるようなインシデントがあった場合、職員間で必ず伝えるようにしているが、今後ヒアリハット

      事例集の作成をし、対応方法の研修をしていく必要がある。